| タイトル |
すきま桜とうその都会 |
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|---|---|---|---|
| メーカー |
propeller | 発売日 | 2011年6月24日 |
| 原画 | refeia/伊藤宗一(サブ) |
シナリオ | 七烏未奏/渡辺僚一 |
| 評価 |
78点(100点満点中) | ||
どちらかというと熱いゲームでよくよく知られるメーカー、propellerの、だけど今回は
「きっ澄み」に続き普通のシリアス、シナリオ系恋愛ゲーで攻めてきた新作。シナリオライターには
最近で言えばETERNALの作品などで、代表作で言えばStarTRainなどで知られる切ない系の書き物に
定評ある七烏未奏氏を迎え、更に原画はどちらかというとスタイリッシュな絵風で暁WORKSなどの作品他
音楽CDのジャケなどでも知られるrefeia氏を起用という、意外な組み合わせかつひと目みただけでは
このメーカーの作品とは思えないような一本。
同じような切り口で新しい地盤を切り開こうとした「きっ澄み」はルート数問題などもあって評価は
賛否両論でしたが、個人的には好きでしたし、今回のクリエイター陣もこれまた好みの方々が揃っており
割と期待していた半面、やはり人を選ぶ作品にもなるんだろうな、というのが前印象ではありました。
その印象はまぁ、案の定的中でしょうか。作品として売りも押しもある反面、やっぱりそれなりには
強めに人を選ぶ作品になってしまったと思います。
基本的には流石propellerと言えるくらいには全体のクオリティは高めです。特に特筆すべきは音周りと
演出力の高さで、評判高いバトルゲーを彩った数々の演出やノウハウをそのまま転用しているため
普通のシナリオゲーではなかなかないような引き立て方や盛り上げ方は実に絶妙。
そしてシナリオそのものもまたライター氏らしい言葉の「かけ方」や伏線の妙などは大から小まで
なかなか面白く、ギミックなどもしっかり出来ていて骨のあるストーリーになっていると言えるでしょう。
ただその反面、問題となるのもシナリオというかテキストとして表現される全般でしょうか。
ストーリーとしての大軸は面白いものの、それを彩る日常を描いた部分や、もしくはつなぎの肉付けが
雰囲気としても指向性としても普通のエロゲーのそれと比べるとかなり異端的。
ツボにハマる人は確実にいるでしょうが、比較的そのホットスポットは狭いであろう珍しいものなので
まずこの時点で万人には薦めにくく。加えて更に輪をかけてキャラクターが強烈に尖っており
「恋愛ゲーム」とするには相当キャラクターと同じ位置にプレイヤーが視線を持ちにくいか。
そのためかなり「独特な読み物ゲー」という体裁が強く、常時第三者的視点でのプレイが苦手な人には
なかなか進行しづらいゲームでもあるように思いました。
面白いゲームだとは思いますが。
「個性的」というよりは「独特」というフレーズがいちいち似合う作品でしょう。
以下長文感想。
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