
タイトル:With Ribbon
メーカー:HULOTTE
期待値:☆☆☆☆☆☆☆☆★★
【発売後追記】製品版レビューはこちら。
新ブランド、HULOTTEの新作は、母親(ヒロイン)探しアドベンチャーと題して、未来の娘が
現れて主人公の恋探しをするというなんだか異色すぎるテーマの恋愛ADV。
正直あんまりパっとしてなかったのと、ここまで1月タイトルがすっ飛ぶとは思ってなかったので
不思議な設定だけはなんとなく気になりつつも完全に様子見のスタンスだったのですが、いざこうして
体験版に手を出してみると思いのほかこの無茶苦茶な設定が形になってて面白いですね。
ゲームとしての各要素も(絵師さんはまぁいつも通り賛否両論でしょうが)完成度は高いですし
結構化ける可能性があるんじゃないか、という気がしてきて興味が沸いてきました。
ただその化ける可能性は上限も結構高い分下限も結構ありそうで触れ幅が怖い感じ。
SFとして見る分にはかなり軽い感じでご都合主義だったり、プレイすればわかるのですが
ヒロインとの恋を成立させる劇中時間のとんでもない短さとか、そもそも攻略できるヒロインが
果たしてどこまでなのかがはっきりしないところとか、全部が全部最終的にいい方向に触れれば
80点台を超えて狙えそうでもあり、悪い方向なら60点台もあるでーな感じ。まぁ流石に最悪中の最悪には
ならんでしょうが(笑)。なかなか博打な1本ですね。
挑戦的で面白いとは思います。
以下感想。
システム。ちょっと全体的に重めなのが少しだけ気になりますが、デザインと演出、項目と
どれをとっても特に問題とは思いません。項目だけは少し数的には抑え目ですが必要十分だと思います。
むしろオプション画面が小さく使いやすく纏まってるのとかは非常に好みですね。
音楽は流石Peak A Soul+で全く文句なし。いい仕事してます。
効果音は少し気になりますね。ガヤが異様にやかましく聞きにくかったり、空腹のおなかの音が
まったく可愛くなくかつやかましかったり・・・ちょっと雰囲気を壊してるところが多く見られたのが残念。
絵は池上茜氏。まぁ色々言われるだろうところはあると思いますが、歴史は長いだけあって
エロゲーとしてちゃんと絵になってるし可愛らしいとは思うので個人的には文句ないです。
ただちょっと立ち絵の表情崩れが気になりますね。氏の担当するゲームではいつもそう思うんですが、
可愛く描けた絵といまひとつどこかズレてしまった絵があるように思います。
塗りの方はかなり・・・というか相当綺麗ですね。全く問題ないでしょう。
お話について。パッと見で突拍子のない設定はホントにそのまんまです。正直そんなのうまく調理できるのか
ライターさんも新人?みたいだったので不安に思っていましたが、思ってた以上にうまいこと転がせてます。
キャラクターもしっかりしてます。特に娘のはるかの性格が主人公の意識の向きによって変わるというのは
ヘタすりゃキャラ大崩壊するかなぁと思ってただけに、どころか全ヒロインの中で下手すると一番可愛いくらい
魅力的に描けてたのはいいですね。ただ逆に、このヒロインはちょっと・・・っていう性格の娘も多いので
好みの激しいゲームになりそうではあります。なんか昔のF&Cのゲームみたいだなぁと思ったり。
後はやっぱりヒロインの数ですね。せめて華澄、できればはるか、さらにできれば愛理が攻略できると
ルートのあるヒロインの数だけ評価が増し増しになると思うんですが。
とりあえず物語の「起こし」は悪くないと思うので、ここからちゃんと「結」までこのペースで
持っていけるかどうか、楽しみ半分不安半分でしょう。
・・・ただやっぱり、どう考えてもはるかゲーにしかならん気はしますが(笑)


















