タイトル:Orange Memories
メーカー:Purple software delight
期待値:☆☆☆☆☆★★★★★
Purple Softwareの新規姉妹ブランド・delightの新作。想い出ハートフルADVだそうで。
とりあえず触ってみた感じ、絵はいい。キャラとしての出来や行動・言動なんかはそこそこ可愛い。
また、声も超鉄板の安定配役で、声優ファンは取り込めそうな印象。
ラブイチャ方面やHに力を入れている、とたしか雑誌で読んだ記憶があるので
確かにそっちについては一定水準を保っているように見えます。
がしかし。Purple softwareの名を仮にも冠しているのなら期待してもよさそうな
システム面・演出面には一切工夫と呼べそうなところはなく、どころか画面がデカいだけで
平均かそれ以下の作り込みの上、おまけにヒロイン5名以外サブキャラすら立ち絵がない
びっくり過疎仕様は正直カナリ厳しいし
シナリオもちょっと「?」と思いたくなるようなところが多く、はっきりいって残念系。
お気に入りの声優さんがキャラの中にいて、その子とただラブイチャできるなら
それでいい、って人以外は、あんまり触らない方がいいかもしれない・・・。
以下感想。
悠樹真琴氏とzinno氏で合わないどころか「異種族の人間じゃないか」とばかりに
違和感ありまくりだったSignal Heartと違い、全体がzinno氏の絵に
(特に塗りで)合わせているので原画三名でも違和感はそこまでキツくないです。
若干七海氏の絵がそれでも寄せきれてないかなとは思いますが、許容範囲でしょう。
どちらかというと違和感よりも、zinno氏っぽいテカりの強い塗りが好き嫌い別れそうに思います。
ほんとシステムはしょっぱい感じ。ホントにPurple系列なの?と疑えるレベル。
システム以上に辛いなーと思うのが場面切り替えの演出。場面切り替えに兎に角タメがなく、更に
音楽の切り替えもタメがないどころか被りながらフェードIN/OUTするものだから
余韻がないどころかBGMが鬱陶しいとさえ思ってしまうレベル。これは本当にキツい。
ちなみにこの問題点は起動メインメニューから「最初から始める」を選ぶだけで理解できると思います。
ここまで開幕の感慨や何やらを吹き飛ばす導入のゲームはそうそうないんじゃないかしら。
立ち絵もマジでヒロインしかなさそうです。結構絡んでくる主人公の恩師とかあってもよかっただろうに。
ただ、ポーズや衣装パターンは多そう。ホントにヒロインとのらぶいちゃしか
考えてないゲームなのかもしれないし、そうだとすればこれは許容・・・するのは流石にないまでも
まぁアリ、か?
キャラクターはいつものPurpleどころかそれ以上に主人公好き好きオーラを出してるヒロインが多く、
更に「学園の教育実習生という微妙な立場の主人公」という葛藤を台無しにしてくれる(笑)恋愛自由の
免罪符も勝手に降って沸いてくるので、べたべたいちゃいちゃハーレムちっくな所は確かに強力。
ただ随所随所で細かいツメが甘い所や、リアリティから乖離しすぎてたりな点が
体験版の時点でカナリ散見され、そのたび「ないわー」と冷めてしまうようなところが。
序盤から選択肢が多いので、そこらの辻褄を合わせるために曖昧にしてるところが多いのかなと
思いますが、それにしてももうちょっとやりようはあるのではないか、と。
やっぱりちょっと、ゲームとするには総じてイマイチかなー・・・。
声ゲーとしてはホント優秀なんだけど。それだけってのはパンチが弱い。
特に演出面、もちっとどうにかなるとまだいいんだけど。



















