
| タイトル |
幻月のパンドオラ |
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|---|---|---|---|
| メーカー |
Q-X |
発売日 | 2009年12月25日 |
| 原画 | 亜方逸樹 | シナリオ | 茉森晶 |
| 評価 |
74点(100点満点中) | ||
姫さま凛々しく!から3年。比較的古参メーカーなのに4作しか出てない超寡作メーカー、Q-Xの新作は
過去作とも繋がりのあるファンタジックラブコメ。
私自身このブランドのファンの一番よくあるパターンと思われるこころナビから入った人間でしたので、
待ちに待った作品だったと言えるでしょう。
なのでちょっと贔屓目入ってるかもしれません。(笑)
蓋を開けてみれば本当にQ-Xらしい良くも悪くも懐かしいエロゲー、といった風体のものでした。
ただし良くも悪くも。時代に合わせて進化している点も見られるのですが、そうでない箇所は
今のユーザーに対して合うか合わないかというと若干ズレてるような気はします。
そのままでいて欲しいとは思いますが今後もそのままで進むのは難しいかもしれないですね。
全体通して総量自体はちょっと短め。ですが腹八分目程度の満足度はありますので
むしろこのくらいの方が社会人エロゲーマーにはちょうどいいかな、という気もします。
システムは必要十分程度ですね。序盤結構選択肢が多い上に普通のエロゲーほどわかり易くないので
少しだけ気合を入れて挑む必要があります。
亜方逸樹氏の絵はうまい上に他のどの絵師さんにもない独特の魅力がありなかなか秀逸。
可愛かったり綺麗だったり。もしコンスタントに作品を出すメーカーだったら
もっと有名になってたんじゃないでしょうか。
ちょっと立ち絵に差と癖があったかなという気はしますがおおむね満足です。
音楽は可もなく不可もなく。ボーカル曲が地味に多いですが
オープニング曲だけはちょっと残念気味。そのかわり他3曲がかなり耳に残る名・・・迷曲なので
エロゲソング好きなら一度聞いてみて欲しいです。
シナリオは微妙に評価しにくいです。文体に癖はありますがそこそこ面白いお話にはなっているので
読んでて苦痛だなんてことは別段なかったのですが、若干力技で話を進めているきらいがあるので
ちょっと考察とか好きな人には向かないかも。
どちらかというと女の子たちのキャラクターはしっかり立っている上に
昨今のゲームにはない個性を持ってるキャラが多いので、逆に斬新な萌えゲーに感じるので
深く考えないで個性的なヒロインのキャラクター性を愛でるのが最善の楽しみ方でしょう。
特に序盤の共通ルートではとっかえひっかえ脇キャラの女の子の話が続きますが
必要最低限のコンパクトさでキャラクターが描かれているので短時間でそこそこの満足感があります。
むしろ非攻略キャラで一本ゲーム作ればいいのにとさえ思う。やると群像劇になっちゃうけど・・・。
ただ残念だったのは、ある意味当然で仕方ないとは言えその脇キャラ達のCGが少なかったことか。
なんか体験版を連続でプレイさせられてるかのような錯覚に陥りました。
メインヒロインの魅力は全員個別ルートに入った後に爆発します。
どのキャラもなかなかの破壊力を誇りますが、個人的にはやはりこのブランドとして外せない妹の
詩乃鈴を特筆しておくべきでしょうか。
今回は半分くらい声優勝ちです。家と外とでキャラを分けているという設定を120%引き出した
有栖川みや美の演技に私は兜を脱ぎました。キンキンした甘え声、最高です。
以上、まとめてみると、とりあえずQ-X旧作のファンならおそらく十分楽しめるかと。
対ご新規プレイヤーとしては、やっぱりどことない古臭さが若干ひっかかるので手放しでは薦めにくいですが
最近出た数多の萌えゲーとはどこかズレた萌えゲー、というのが的確な寸評かと思いますので、
最近のワンパターンには飽きたけど、それでも萌え分が足りない!なんてライトユーザーあたりにオススメかも。
あと妹好きならやっとくといい。
どうでもいいけどプレイ後しばらくトゥナの「デス」口調が移ってしまって、もう。


















