
| タイトル |
シュガーコートフリークス |
||
|---|---|---|---|
| メーカー |
LittleWitch |
発売日 | 2010年1月29日 |
| 原画 | 大槍葦人 | シナリオ | 飯田和彦 |
| 評価 |
85点(100点満点中) | ||
今日は日曜日ですが今週はあんまりラノベ読んでないのと
メインPCの再インストールの間手が空いたので、終わって興奮冷めやらぬうちに
シュガーコートフリークスの感想を書いてみるよ。
それなりの期間エロゲープレイヤーでいた人なら確実に一度は耳にしたことがあるであろう、
看板絵師である大槍氏の絵を筆頭とするその独特な作品作りで有名なLittlewitch。
悲しいことに今作の発売をもって無期限活動停止です。
店舗スタッフ時代は「固定ファンも多い反面とっつきにくさもあるのでなかなか広まりにくいメーカー」という
イメージが強く、その感想は今もってしても変わりませんが、ここ数年間違いなくこのメーカーは
そういうイメージを払拭とは言わずとも緩和するべく頑張っていたと思うし、
事実少しずつファンの傾向がそうなりかけていたと思うだけにとても残念でなりません。
で、その惜しくも集大成という体裁となってしまった本作ですが、なかなかにすばらしい一本です。
言うなれば盤石の出来。エロゲーかくあるべきお手本。上にも下にも大きく逸脱した要素はないけれど
もしADVというゲームを減点方式で評価するのであればほとんど減点できない優等生的な作品です。
大槍氏の絵を少しでも魅力だと思えるのであればやってみてください。
皮肉ですが、最後の作品が一番「はじめてLW作品をプレイする人に優しい」一本にだと思います。
以下長文感想。
さて、先にも書きました通り本当に「減点」がほとんどできないゲームです。
細かいことを言えば「サブキャラにも目パチがほしかった」「非ボーカル曲はもっとあってもよかった」
「ゲームパッドに対応しててもよかった」等々いえるかもしれませんが、それはもう天井知らずの我儘の領域。
ADVの必要十分条件で言う必要条件を十二分に満たした作品、といえるでしょう。
要素別。
システムは項目の充実面でも重さの面でもほぼ完璧ですばらしいのですが、
何よりシステムグラフィックがずば抜けてセンスがよく美しいことは特筆せねばならないでしょう。
全体的に統一感があり、雰囲気に完璧なまでにマッチした基本デザインは当然のこと
スキップ時の矢印アニメーションやキャラの心情にあわせたエフェクト等細かいところでうまいのがにくいです。
はっきりいってここ数年でこれほどよかったシステムはなかったと思います。
音楽。
ボーカル曲もそこそこ多め。WHITE-LIPSさんが参加してるのはちょっとびっくりでした。
BGM、ボーカル問わず聞こえがよく、かつ自己主張しすぎない安定感です。
前述の通りサントラ2枚組のわりに曲数としてはそこまででもないのが気になるといえばなりましたが
全体的な出来がよすぎてそこが際だってしまっただけであり決して悪い点ではないでしょう。
絵。
相変わらず個性的ですが相変わらず壮絶にレベルが高いです。
キャラだけでなく背景も美しい。好みの問題で大きく上下はもちろんしますが
仮にこの絵風が好きであれば文句をつける点はないんじゃないでしょうか。
あと、大槍氏というと貧乳絵師というイメージがありますが、このゲームにおける乳ありキャラの
その乳のバランスや美しさは筆舌に尽くしがたいです。ほんとえろい。
キャラクター。
ヒロイン四人はどれも実に初見テンプレなキャラクターばかりでとっつきやすく、かつ個別に入ると
そのテンプレの魅力部分にステータス極振りしたかのようなキャラへと変わっていきます。
逆にサブキャラは最初から個性的な方々が多いですが、それはそれでかなりいい味を出しています。
特に2~4名は当初FDを意識してたのではないでしょうか。
個人的には和製リーダさんことマキナさんとハイテンションクレイジーなライカがかーなり好き。
最初からFDが出ないと分かってしまっているだけにこれはすごいツライ・・・。
そしてシナリオ。
ものすごく王道、それ故にものすごく先が読めてしまうお話ではあります(笑)
2ルートくらいプレイするとどこでくっつくかとかどこでエロシーンかとかも想像がついてしまうくらいです。
しかしそれはそれ、王道であるだけで世界観や話の軸はしっかりと丁寧に作ってあるので
変な矛盾などもほとんどなく、決して物足りなさなどは感じませんでした。
ボリュームも全キャラほぼ同じくらいです。若干、メインヒロインであり最終ルートの珠子が長いかな?くらいで。
というわけで驚きやなにかを期待してプレイするのはちょっと難しいと思いますが
だいたいパッケージやデモ、体験版をやってみて肌に合うようなら問題ないでしょう。
とまぁ要素別で言うと批判しづらすぎて褒めっぱなしにしかならないのですが
やっぱりどうしても満点とは言えないのも事実。減点方式で、と注釈をつけた通り、
ADVを評価するのはやっぱりあくまで加点方式。
ずばーんと光る要素がないのでどうしても「名作だ!」とは言いにくいです。
しかし「良作だ!」とは胸を張って言えるでしょう。
美少女ADVかくあるべし。業界きっての個性派メーカーがこんな丁寧にスタンダートを示すかのような
作品を作ってくれたことになんだかちょっと感慨深いものを感じました。
お疲れ様でした、Littlewitch。そう遠くない未来に一日でも早くまた出会えることを願いつつ
いつまでも待っていたいと思います。
あ、その暁にはくどいようだけど是非シュガーコートフリークス sweet dropsをですね・・・!
サブヒロインがこんなに惜しいと思ったのはスズノネセブンぶりだよ・・・。


















